泰山堂だより

2009 6 月

豆ごはん

2009/06/22 [ Recipe, 米・麺類 ]

r-090606-02

炊きたてのご飯に、グリーンピースの緑が映えた豆ごはん。お米とグリーンピース、塩をほんの少々だけのシンプルな材料が、旬のおいしさを味わうには何より。ほのかに塩味を利かせたご飯に、豆の甘味が引き立ちます。グリーンピースは、彩りよく茹でて用意しておき、炊きあがったご飯に混ぜ込むと、あざやかな色合いを生かすことができます。えんどう豆や枝豆など、新鮮な初夏の味がうれしい季節。お好みでほかの素材でも試してみてください。

材 料

(2人分)

  • 米 2合
  • グリーンピース 200g

手 順

豆ごはん手順1

(1)
米はざっと研ぎ、ぬかの香りが移らないよう、素早く水を替えます。3、4回水を替えて研いだら、30分程ザルに上げておきます。

豆ごはん手順2

(2)
グリーンピースは、さやの平らな側を開き、さやと実をつなぐ部分が残らないように実を外します。

豆ごはん手順3

(3)
氷を用意しておきます。鍋に豆がひたる程度の湯を沸かし、沸騰したらグリーンピースを入れて、柔らかくなるまで3分ほど茹でます。氷水を入れたボールに、豆を鍋ごと入れて、冷まします。豆が湯に浸った状態で冷ますと、皮がしわになりません。

豆ごはん手順4

(4)
鍋に、米と同量の水、塩小さじ1/2杯を入れてふたをして強火にかけます。沸騰して鍋のふたがカタカタとなったら、1分ほどそのまま強火を保ち、ごくごく弱火にして15分炊いて、火を止めます。

豆ごはん手順5

(5)
10分くらい蒸らし、グリーンピースの水気を切って加え、さっくりと混ぜて出来上がりです。

使用した器

桜花飯碗

PRICE:
2,940円(税140円)

直径16×高さ3.5㎝

ART+EAT、出会いの場所

2009/06/16 [ News ]

090614

 緑あざやかな初夏の美しい季節はみじかいもの。いよいよ全国的に梅雨入りのようです。 うっとうしい雨や曇りが多くなってきましたが、それでも、たまの晴れ間、ときにはじつに爽やかな一日が訪れるのも、この時期ならではかもしれません。友人が指定した待ち合わせ場所、あるギャラリーに初めてうかがったのも、そんな気持ちのいい午後のことでした。

 神田や日本橋といったイーストサイド・トウキョウは、ギャラリーやスタジオが増え、注目を集めつつある地域と聞いていましたが、道すがら、洒落たお店がちらほら。FOIL GALLERYのビルの2階へと階段をのぼると、左手に白いドアが開いています。その先は、大きな窓から爽やかな風が吹き抜ける開放的な空間でした。広い白壁に、ひとつずつ表情の違う木の家具がゆったりと配置された、簡素で明るい部屋。代表の武眞理子さんは、編集に携わっておられる方で、アートと「食」、そして人の出会いの場となるようにと、ここを「ART+EAT」と名付けられたのだといいます。ランチには、レバノンをはじめとする中近東のメニューが用意されています。クスクスやひよこ豆のコロッケ、フムスに茄子のパテなど、野菜中心のレシピには、田園調布「パテ屋」の林のり子さんも関わっていらっしゃるのだそうです。

 私がうかがった日は、インド・パキスタン・アフガニスタンにまたがる地域、ラダックの写真展が行われていました。強い眼の人々、澄んだ空気の青空が広がる光景。その中でも、雪がのこる険しい山の前に、枯れ草色の草原の中、静かな湖に向かって小さな家々が並ぶ写真は、特に印象的な一枚でした。その日は偶然にも、ラダックを故郷とする方がギャラリーを訪れました。先の一枚の前に立つ友人に、「あ、これは私の家の前です」……! まさに不思議な偶然の出会いは、このお店らしい気がしました。気分を変えたいとき、のんびりとしたいときに訪れる場所が、またひとつリストに増えた、楽しい一日でした。

馬喰町ART+EAT

東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル202
03-6413-8049

韓国―野菜天国の旅

2009/06/06 [ News ]

090604

 5月30日午後8時30分、成田空港を飛び立ち、2時間半あまりのフライトを経て、ソウル・仁川空港へ。初めて訪れた韓国への旅は、真夜中の繁華街からスタートしました。空港から街へのバスでは、前大統領の事件で、街の広場でデモが行われていること、北の隣国についての話題。日本とは違う国へ来ていることが、なんとなく空気で伝わってくるのでした。
 さて、一夜あけるとさわやかな初夏の朝。その先は、短いながらも濃密な、あっという間の旅でした。舞台好きの母の提案で観劇を2回、唐辛子や豆、調理道具がところ狭しと並ぶ市場を歩き、茨木のり子さんのエッセイで知った「トッケビ市場」の蚤の市をのぞき、お決まりのサウナにも。そして何より、食べることが好きなメンバーの集まりだったので、韓国料理の豊かさと楽しさを、存分に味わいました。
 韓国料理というと、焼肉のイメージが強いかもしれません。でも、今回感じたのは、なんと野菜をふんだんに取り入れる食文化だろう!ということ。お粥にビビンバ、スープご飯のコムタン。何を頼んでも、薬味に、付け合わせの数種のキムチやナムルにと、たっぷりの野菜が添えられています。時には、「ミッパンチャン」と呼ばれる付け合わせの常備菜が、テーブルに載りきらないくらいのことも。かの地では、牛よりポピュラーだという豚の焼肉、サムギョプサルに添えられる、色とりどりの葉野菜の美しさは圧巻です。サニーレタス、えごまの葉、スイスチャーレッド、ケール、チコリ、春菊、セロリの若葉、キャベツや白菜といった蒸し野菜に赤カブ、大根まで、全30種ほどもあったでしょうか。今度は家でもやってみよう! と、すっかり気に入ってしまいました。
 シンプルなナムルも、素材に合わせて4種の調理法があるのだとか。今回嬉しいことに、料理を教わる機会がありました。若奥さんに習った家庭料理を、近々レシピ欄でもご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!

アスパラガスの生姜浸し

2009/06/04 [ Recipe, 野菜 ]

r-0604-0

新鮮なアスパラガスには、ほのかな甘みと、土っぽい素朴な香りをかすかに感じます。このおいしさをもっとも味わうことができるのは、実は茎の根元の方ではないかと思うのです。繊維の口当たりが気になるので、つい根もとは長めに切り落としてしまいがちですが、ピーラーで皮をむくひと手間をかければ大丈夫。みずみずしいグリーンの色味を生かすため、薄口しょうゆを合わせましたが、なければふつうのおしょうゆでもかまいません。生姜のさわやかな風味が、さっくりとした食感を引き立てる、和食に合うお菜です。

材 料

(2人分)

  • アスパラガス 1束(4、5本)
  • しょうが 一かけ(親指大)
  • だし 大さじ1杯
  • 薄口しょうゆ

手 順

r-0604-1

(1)
アスパラガスは、根元の硬い部分を2センチくらい切り落とし、下から1/3程度のところまでピーラーで緑の皮をむき、5センチに切ります。

r-090604-2

(2)
しょうがは、皮をむいてすりおろします。

r-090604-3

(3)
ボールに、おろししょうが、だし、薄口しょうゆ大さじ1杯を合わせておきます。鍋に湯をわかし、アスパラガスをさっとゆがいてザルにあげ、熱いうちにボールに加えて和えます。汁ごと盛り付けて、出来上がりです。

使用した器

花ごよみ4寸皿

PRICE:
1,344円(税64円)

直径14.5×高さ3cm

pagetop