泰山堂だより

2009 10 月

たたき牛蒡

2009/10/29 [ Recipe, 野菜 ]

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秋は根菜の季節。ごぼうやれんこん、里芋、人参にかぶ、大根。地味だけれど、栄養とおいしさがたっぷり詰まっていて、「野菜を食べたなあ」という満足感があって。からだにいいことしたなあ、という充実感すら、感じさせてくれると思いませんか? しみじみした味わいは、秋も深まると、とりわけ恋しくなる気がします。
さて、このたたき牛蒡は、そんな根菜を使った定番メニューのひとつです。作りおきがきき、食べるときにあたためなくてもよいという、優秀な常備菜。ごぼうのしゃきしゃきした食感に、ごまの香ばしさがよく合います。ごぼうを茹でてたたいた後、ほぐれにくければ包丁で切っても結構ですが、手でほぐした方が味がなじみやすいので、私はこちらがおすすめ。味付けは、お酢、醤油などお使いの調味料でも違ってきますので、味をみながら加減してみてくださいね。

材 料

(2人分)

  • ごぼう 1/2本
  • 白ごま 大さじ山1杯
  • 薄口しょうゆ
  • 砂糖

手 順

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(1)
ごぼうを鍋に入る長さに切って、かぶるくらいの水と酢小さじ1とともに火にかけます。沸いたら中火にして、歯ごたえが少し残る程度に15分くらい茹で、水にとります。

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(2)
白ごまを香ばしく炒ってすり鉢で軽くあたり、酢大さじ1杯半、砂糖と薄口しょうゆ各小さじ2杯、塩一つまみを加えてすり混ぜます。

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(3)
茹でたごぼうをすりこ木でたたき、手でほぐすか包丁で切って、食べやすい大きさにします。

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(4)
ごぼうをすり鉢に入れて混ぜ合わせ、器に盛ります。

使用した器

丸古紋輪花中鉢

PRICE:
3,192円(税152円)

直径16.5×高さ6cm

「つきのなみだ」と夢の共演のおはなし

2009/10/27 [ News ]

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 日一日と寒さが増して、冷たい雨が続いています。このところの雨模様では、お月さまもかすみがち。こんなときは、青く澄んだ月の絵本でも眺めましょう。

 イラストレーターのnakabanさんから、この本の計画をうかがったのは数年前のこと。雑誌の挿し絵のほか、もうかずかずの絵本を手掛けていらっしゃいますが、この「つきのなみだ」のお話しを聞いたときは、完成前からわくわくしてしまいました。なぜなら、絵はもちろんnakabanさん、そして文章は、青柳拓次さんという夢の共演。青柳さんは、DOUBLE FAMOUSやKAMA AINAとして活躍する音楽家。どこかふしぎな異国の旅の楽団を思わせるような、楽しく淋しく美しいメロディーが、大好きなのです。そういえばnakabanさんの絵も、何となく別世界の旅の空を行くような、自由で寄る辺ない浮遊感が魅力のひとつなのだと気がつきました。どうやらこんな彷徨放浪路線の表現が絵も音楽もツボのよう。青柳さんは藍色に特別な思い入れがあるそうで、この本も藍染のような深い青を主に、様々なブルーで夜から明け方までの時間が描かれています。

 nakabanさんは、昨年九谷焼きを手掛けに小松を訪れて下さった折の事が懐かしく思い出されます。あの絵の世界が、九谷の五彩の色合いにすごくマッチした器作品を、こちらのHPで見ることができます。いつかnakaban×泰山堂の器など、サイトでも紹介できたらいいなあ…という、これは私の「共演の夢」のお話しでした。

「つきのなみだ」
青柳拓次・さく
nakaban・え
mille books刊

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掲載のお知らせ

2009/10/13 [ News ]

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 すっかり秋も深まってまいりました。気がつけば、いつの間にか今年もあと2カ月とあと少しだなんて、信じられない気がしてきます。

 さて、年末年始には、もちろんお家でゆっくりもなによりですが、ご家族や親しい方々と、落ち着いた宿で過ごすのが毎年の楽しみという方々も多いかもしれませんね。そんな季節にぴったりの一冊で、当店の器を紹介していただきました。全国の名宿を集めた「日本のホテル・旅館100選」は、旅に携わる方々による投票と審査から選ばれているのだとか。なるほど、郷里に限って言えば、あまり御縁のない私でも耳にしたことがあるお名前ばかり。小さい頃、祖父や祖母があれこれ楽しそうに話していたのを思い出します。無粋ながらどうしてもつげ義春的寂びれた情緒の宿に心惹かれてしまいがちなのではありますが、おもてなしも建物も指折りのこんな名宿では、また全然ちがった、素敵な楽しみ方が出来ることでしょう。ご両親との旅の宿選びなどにも、役立ちそうなセレクションです。

 泰山堂の器は、もう一つの旅のおたのしみ、各地の民芸品や郷土玩具、生活雑貨を集めたページでご紹介いただいています(「日本の手しごとⅤ 陶磁器その1」)。
 冬休みの計画もあれこれ浮かんでくるこの時期、どうぞご覧になってみてくださいね。

「2010年度版プロが選んだホテル・旅館100選」
自由国民社刊
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