泰山堂・九谷焼について

宮本泰山堂のご紹介

100年の伝統に
モダンデザインの
スパイスを加えて

 1909年、古都金沢で知られる石川県・小松の地で、泰山堂は誕生しました。

 曽祖父・宮本嘉兵衛の創業当時は、九谷焼商店としてのスタートでした。その後、祖父・嘉一郎、父・敏文へと三代にわたりうけつがれていくなかで、器のおくり手として、「使って楽しい器とは?」「毎日の食卓に載せたいうつわ」をもとめた結果、泰山堂はしだいにオリジナルの器づくりをおこなう作陶工房へとすがたを変えてまいりました。

 おかげさまで2009年、創業百年を迎えます。
 現在、三代目・宮本敏文に四代目・理佳が加わり、古九谷の本流伝統といわれる色絵磁器を中心に、「伝統とモダンの融合」「なによりも楽しんで使えるうつわ」をテーマに作陶をおこなっております。伝統をベースにモダンデザインの要素を取り入れ、現代のライフスタイルのなかで生きる器をおとどけしたいと願っております。
 泰山堂のうつわを通じ、暮らしのなかに新しい風を感じていただければ幸いです。

【ショップ・工房】
九谷焼窯元・宮本泰山堂

〒923-0923 石川県小松市東町76
Tel: 0761-22-0446
Fax: 0761-22-0447
定休日: 日曜・祝日

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泰山堂の器を、金沢のショップ・都内百貨店等で一部お取扱いいただいております。各店様それぞれの魅力的なセレクトを、実際にお手にとってご覧いただけます。お近くにお越しの際はどうぞご覧くださいませ。

【お取扱い店】
〈金沢・小松〉鏑木商店 / 北山堂 / 小松空港
〈東京〉和光銀座店 / 日本橋高島屋


九谷焼きについて

三百余年前
加賀の藩主の風流により
生まれたうつわ

 石川県の伝統工芸として伝わる九谷焼。その名の由来は、焼き物の原料となる陶土が、江沼郡九谷村で採掘されたことによります。
 九谷焼の歴史のはじまりは、江戸時代は明暦年間のこと。加賀藩主・前田利家の孫、前田利治がおさめる大聖寺藩で陶土が発見され、利治は磁器の制作を思い立ちます。その命によって後藤才次郎が備前有田で陶磁器技術を学ぶためにつかわされ、明暦元年(1655年)頃、帰藩した才次郎のもと、九谷の地で色絵磁器の窯がはじめて開かれたといいます。
 九谷焼の誕生には、大聖寺藩主利治が、小堀遠州に師事した茶人でもあったという幸福な偶然にも、由るところがあるようです。利治候も、気に入りの茶碗で一服を楽しむひとときをすごしていたのかもしれませんね。

白く澄んだ素地に
様々な文様を添えて
食器として使いやすく
目も楽しませてくれるのが
その特長です

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 九谷焼は、磁器といわれる硬いガラス質の白い地に、緑・赤・黄・紫・紺青の五彩といわれる色絵がほどこされています。つややかな光を通す磁器に描かれた、さまざまな文様の楽しみ、丈夫で汁気や油脂などがしみこまないという特長のおかげで、永きにわたり、食器として親しまれています。

 「上絵付けを離れて九谷はない」といわれるように、あざやかな五彩で描かれた色絵は九谷焼の最大の魅力です。絵付けには、美しい色味をもとめて、各工房がそれぞれに調合を重ねて作りあげてきた絵の具が使われています。五彩の筆頭にあげられる「緑」は、九谷焼では「青」と称よび、透明感のあるブルーグリーンの色彩は、とくに調合がむずかしいものだといいます。泰山堂にとっても、色味の美しさを大切にしている特別な色のひとつです。

 素焼きの上に染付呉須で下絵付けをほどこし、ガラス質の白釉をかけ、約1200℃で15時間焼成。その後、黒の呉須で骨描き(線描き)し、鮮やかな上絵付けは、グレーや赤茶色のような絵具を盛り上げるようにのせておこないます。これを約700度で7時間焼成します。この二度目の窯入れを本焼きといい、ここで絵の具は鮮やかなガラス質に発色します。焼き上げたあと半日ほどの時間をおき、温度が下がるのをまちます。土と火、温度と時間の微妙な采配によって、一つの器ができあがります。

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