泰山堂だより

News

茶器と豆皿展のお知らせ

2010/03/06 [ News ]

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こんにちは。道を歩けば、沈丁花がどこからともなく香ってきて、少しずつ春の気配を感じるようになりました。

さて。泰山堂の期間限定展示のお知らせです。
下北沢の日本茶喫茶つきまささんで、「春を楽しむ 九谷焼 茶器と豆皿展」を開催いたします。会期中は、ご入学やご卒業、ご就職などの節目を迎えるシーズンでもありますね。お祝いの贈り物や、新生活のスタートにぴったりな器もご用意してお待ちしております。

器の中でも集めやすくて人気が高い豆皿と、茶器の組み合わせが今回のテーマ。お茶とお菓子に合わせる器という、つきまささんならではの展示となり、いまから楽しみです。お近くにお越しの際は、おいしい日本茶で一服がてら、どうぞぜひお立ち寄りくださいね。

会期:3月20日(日)~4月4日(日) 水曜定休 
平日12~21時 日祝11~21時
場所:つきまさ下北沢店 世田谷区代沢5-28-16 
電話03-3410-5943
http://www.tukimasa-simokita.com/

お正月の足音

2009/12/16 [ News ]

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どことなく慌ただしさの増した街中には、クリスマスや年賀状、年末の帰省やおせちのお知らせ。今年も残すところあとわずか、お正月の訪れも間もなくとなりました。

11月も終わりになると、来年の干支盃の制作が年末恒例行事となっています。ごく小さな品ながら、お年始のご挨拶にと社用でご注文をいただくことも多く、ずらりと並んだ盃の絵付けに明け暮れる日々が続きます。小さな頃から毎年目にしていた、年末の風景です。出来上がったばかりの来年の盃は、勇壮な虎の姿を描いた少しクラシカルな仕上がり。雄々しい虎のように、英気に満ちた一年になると良いですね。付け合わせは、近々更新予定の百合根の梅和えの試作です。掲載分は全体を和える形に決めたのですが、先日茶懐石でいただいた盛り付けがあまりにかわいらしかったので、この機会にご紹介。教えてくださったのは、裏千家のお茶事の料理を手がけておられる「茶道会館 庵山里」さん。一片ずつ紅をぽつりと差した姿が美しく、本当に懐石料理の奥深さには、いつも知るほどに心を動かされると思ったことでした。ふだんのお菜にはちょっと手間かもしれませんが、お正月の盛り付けなどにはぴったりの華やかさ。どうぞお試しになってみてくださいね。
当サイトのトップページでご覧いただいている写真は、毎年作り続けている盃を集めたものです。お問い合わせをいただくことも多いので、今年のものも含めサイトでもご紹介していきたいと思っております。どうぞお楽しみに。

「つきのなみだ」と夢の共演のおはなし

2009/10/27 [ News ]

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 日一日と寒さが増して、冷たい雨が続いています。このところの雨模様では、お月さまもかすみがち。こんなときは、青く澄んだ月の絵本でも眺めましょう。

 イラストレーターのnakabanさんから、この本の計画をうかがったのは数年前のこと。雑誌の挿し絵のほか、もうかずかずの絵本を手掛けていらっしゃいますが、この「つきのなみだ」のお話しを聞いたときは、完成前からわくわくしてしまいました。なぜなら、絵はもちろんnakabanさん、そして文章は、青柳拓次さんという夢の共演。青柳さんは、DOUBLE FAMOUSやKAMA AINAとして活躍する音楽家。どこかふしぎな異国の旅の楽団を思わせるような、楽しく淋しく美しいメロディーが、大好きなのです。そういえばnakabanさんの絵も、何となく別世界の旅の空を行くような、自由で寄る辺ない浮遊感が魅力のひとつなのだと気がつきました。どうやらこんな彷徨放浪路線の表現が絵も音楽もツボのよう。青柳さんは藍色に特別な思い入れがあるそうで、この本も藍染のような深い青を主に、様々なブルーで夜から明け方までの時間が描かれています。

 nakabanさんは、昨年九谷焼きを手掛けに小松を訪れて下さった折の事が懐かしく思い出されます。あの絵の世界が、九谷の五彩の色合いにすごくマッチした器作品を、こちらのHPで見ることができます。いつかnakaban×泰山堂の器など、サイトでも紹介できたらいいなあ…という、これは私の「共演の夢」のお話しでした。

「つきのなみだ」
青柳拓次・さく
nakaban・え
mille books刊

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掲載のお知らせ

2009/10/13 [ News ]

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 すっかり秋も深まってまいりました。気がつけば、いつの間にか今年もあと2カ月とあと少しだなんて、信じられない気がしてきます。

 さて、年末年始には、もちろんお家でゆっくりもなによりですが、ご家族や親しい方々と、落ち着いた宿で過ごすのが毎年の楽しみという方々も多いかもしれませんね。そんな季節にぴったりの一冊で、当店の器を紹介していただきました。全国の名宿を集めた「日本のホテル・旅館100選」は、旅に携わる方々による投票と審査から選ばれているのだとか。なるほど、郷里に限って言えば、あまり御縁のない私でも耳にしたことがあるお名前ばかり。小さい頃、祖父や祖母があれこれ楽しそうに話していたのを思い出します。無粋ながらどうしてもつげ義春的寂びれた情緒の宿に心惹かれてしまいがちなのではありますが、おもてなしも建物も指折りのこんな名宿では、また全然ちがった、素敵な楽しみ方が出来ることでしょう。ご両親との旅の宿選びなどにも、役立ちそうなセレクションです。

 泰山堂の器は、もう一つの旅のおたのしみ、各地の民芸品や郷土玩具、生活雑貨を集めたページでご紹介いただいています(「日本の手しごとⅤ 陶磁器その1」)。
 冬休みの計画もあれこれ浮かんでくるこの時期、どうぞご覧になってみてくださいね。

「2010年度版プロが選んだホテル・旅館100選」
自由国民社刊
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うつわのお手入れについてのメモ その1

2009/09/06 [ News ]

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 お気に入りの器を見つけたら、ずっと大切に、うまく付き合っていただきたいもの。
 器をもっと使いやすく、末永くお使いいただくためのメモです。

 ご注文いただいた器は、基本的にどれもすぐにお使いいただける状態で発送しています。底の裏側、テーブルやお膳と接する高台の部分は、専用の研磨機にかけていますので、日常の使用にはまったく問題はありません。
 ただし、ごくごく繊細なテーブルや、漆器のお盆やお膳、お重箱などにはご注意を。漆などきめ細やかな素材には、硬い磁器はほんの少しの引っ掛かりでも、細かいキズの原因になってしまうことも。大切な漆のお重など、繊細なものと一緒にお使いになる前には、いちど高台の部分に紙やすりをかけておくと安心です。紙やすりは、さわってみて粒が分からないくらい目が細かいものを選びましょう。1000番以上のなるべく数字の大きいものがよいでしょう。平らな台に紙やすりを置き、器の高台をぴったりつけて擦ると簡単です。

 また、器はなるべく直接置かず、敷いた葉などの上に。笹や葉蘭、お正月なら裏白、南天などもいいですね。あいだに一枚入るだけで、当たりが全然違います。瑞々しい植物の緑がアクセントにもなりますので、ぜひお試しになってみてください。

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新しい商品が届きはじめました

2009/07/05 [ News ]

染付の器 新商品入荷

 じめじめと雨の多い時季になりました。なんとなくすっきりしないこんな季節には、テーブルの上の器のコーディネートにちょっと変化をつけて、気分転換してみてはいかがでしょう? 

 さて、そろそろ、当店にも新しい商品が届き始めています。今回は、「染付(そめつけ)」を中心にご紹介する予定です。ブルーと白が涼しげな染付は、これからの季節にぴったり。すっきりした美しさにファンが多く、集めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。古伊万里や瀬戸、さらには日本の染付の元となった「青花」と呼ばれる明代のもの、ベトナムの安南染付にオランダのデルフトなど、いろいろな産地のものがあり、それぞれの違いを味わうのも楽しいですね。 

 今回は、青一色のもの、そして、澄んだグリーンや黄をほんの少し、九谷焼ならではのアクセントに使った器もご紹介します。お料理にも、他の器とも合わせやすい染付は、和食器にあまりなじみがない方にもおすすめ。順次ご紹介していきますので、商品ページをチェックしてみてくださいね。

ART+EAT、出会いの場所

2009/06/16 [ News ]

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 緑あざやかな初夏の美しい季節はみじかいもの。いよいよ全国的に梅雨入りのようです。 うっとうしい雨や曇りが多くなってきましたが、それでも、たまの晴れ間、ときにはじつに爽やかな一日が訪れるのも、この時期ならではかもしれません。友人が指定した待ち合わせ場所、あるギャラリーに初めてうかがったのも、そんな気持ちのいい午後のことでした。

 神田や日本橋といったイーストサイド・トウキョウは、ギャラリーやスタジオが増え、注目を集めつつある地域と聞いていましたが、道すがら、洒落たお店がちらほら。FOIL GALLERYのビルの2階へと階段をのぼると、左手に白いドアが開いています。その先は、大きな窓から爽やかな風が吹き抜ける開放的な空間でした。広い白壁に、ひとつずつ表情の違う木の家具がゆったりと配置された、簡素で明るい部屋。代表の武眞理子さんは、編集に携わっておられる方で、アートと「食」、そして人の出会いの場となるようにと、ここを「ART+EAT」と名付けられたのだといいます。ランチには、レバノンをはじめとする中近東のメニューが用意されています。クスクスやひよこ豆のコロッケ、フムスに茄子のパテなど、野菜中心のレシピには、田園調布「パテ屋」の林のり子さんも関わっていらっしゃるのだそうです。

 私がうかがった日は、インド・パキスタン・アフガニスタンにまたがる地域、ラダックの写真展が行われていました。強い眼の人々、澄んだ空気の青空が広がる光景。その中でも、雪がのこる険しい山の前に、枯れ草色の草原の中、静かな湖に向かって小さな家々が並ぶ写真は、特に印象的な一枚でした。その日は偶然にも、ラダックを故郷とする方がギャラリーを訪れました。先の一枚の前に立つ友人に、「あ、これは私の家の前です」……! まさに不思議な偶然の出会いは、このお店らしい気がしました。気分を変えたいとき、のんびりとしたいときに訪れる場所が、またひとつリストに増えた、楽しい一日でした。

馬喰町ART+EAT

東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル202
03-6413-8049

韓国―野菜天国の旅

2009/06/06 [ News ]

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 5月30日午後8時30分、成田空港を飛び立ち、2時間半あまりのフライトを経て、ソウル・仁川空港へ。初めて訪れた韓国への旅は、真夜中の繁華街からスタートしました。空港から街へのバスでは、前大統領の事件で、街の広場でデモが行われていること、北の隣国についての話題。日本とは違う国へ来ていることが、なんとなく空気で伝わってくるのでした。
 さて、一夜あけるとさわやかな初夏の朝。その先は、短いながらも濃密な、あっという間の旅でした。舞台好きの母の提案で観劇を2回、唐辛子や豆、調理道具がところ狭しと並ぶ市場を歩き、茨木のり子さんのエッセイで知った「トッケビ市場」の蚤の市をのぞき、お決まりのサウナにも。そして何より、食べることが好きなメンバーの集まりだったので、韓国料理の豊かさと楽しさを、存分に味わいました。
 韓国料理というと、焼肉のイメージが強いかもしれません。でも、今回感じたのは、なんと野菜をふんだんに取り入れる食文化だろう!ということ。お粥にビビンバ、スープご飯のコムタン。何を頼んでも、薬味に、付け合わせの数種のキムチやナムルにと、たっぷりの野菜が添えられています。時には、「ミッパンチャン」と呼ばれる付け合わせの常備菜が、テーブルに載りきらないくらいのことも。かの地では、牛よりポピュラーだという豚の焼肉、サムギョプサルに添えられる、色とりどりの葉野菜の美しさは圧巻です。サニーレタス、えごまの葉、スイスチャーレッド、ケール、チコリ、春菊、セロリの若葉、キャベツや白菜といった蒸し野菜に赤カブ、大根まで、全30種ほどもあったでしょうか。今度は家でもやってみよう! と、すっかり気に入ってしまいました。
 シンプルなナムルも、素材に合わせて4種の調理法があるのだとか。今回嬉しいことに、料理を教わる機会がありました。若奥さんに習った家庭料理を、近々レシピ欄でもご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!

麺がおいしい季節

2009/05/11 [ News ]

蕎麦 ろ

 ゴールデンウィークが終わると、急に夏が近づいてきたようです。今年は長い連休の方も多かったとか。GWはいかがお過ごしでしたか?

 群馬と埼玉のはざま、竹やぶが茂る山のふもとの小さな家で、先の休日を過ごしてきました。2年ほど前から、ときどき週末通っています。TVもインターネットもないところで、庭のハーブの世話をしたり、今年は初めての筍掘りをしたり、やっぱりいつもと違う環境は、ずいぶん気分転換になります。
 
 さて、今日はそんな群馬周辺で見つけたお気に入りの蕎麦屋さんを紹介します。
 本庄児玉インターからほど近く、田んぼが広がるのどかな場所に建つ、「ろ」という少し変わった名前のお店です。
 いつも地元の方々らしきお客さんが次々と訪れていますが、黒光りするような古い木材でまとめられた店内は、意外と広く個室もあって、ゆっくりと食事が楽しめる静かな雰囲気。しなやかな「おせいろ」、歯ごたえのある太めの「みやま」、どちらのお蕎麦もそれぞれにおいしい。お蕎麦だけでなく一品料理もいくつかあるので、お酒を飲むのも楽しいでしょうね。もしこのあたりでご飯を食べる機会があったら、ぜひ。
 群馬周辺は、「うどん」もおいしい。産直センターで売られている、ローカルな生めんをいろいろ買っては試しています。この休日は、お蕎麦に冷やしうどん、麺から作るジャージャン麺……と、すっかり麺合宿のような献立でした。いつの間にか、冷たい麺が美味しい季節ですね!

蕎麦 ろ

埼玉県児玉郡児玉町金屋1346-1
0495-72-8666

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忘れられない大野のお寿司屋さん

2009/04/30 [ News ]

金沢宝生寿司

 先日の金沢旅行は、結婚式のほかにもうひとつ、楽しみなプランがありました。
それは、友人ご夫妻に、初めての金沢をご案内すること。泰山堂がある小松周辺も合わせて、いろいろと盛りだくさんの2泊3日の旅でした。
 さて、その初日の昼ごはん。旅行前にさんざん調べて、ここだ!と決めたお寿司屋さんへ。金沢駅から車で約20分、金沢港にほど近い大野町にある、宝生寿司です。ここがなんとも素晴らしかった。お店よし、町よし、そして美味しさが最高です。港に近いだけあって、魚介が豊富。メニューには、聞いたことがないようなお魚や貝がいくつもあります。エビだけでも、甘えびはもちろん、がすエビ、さるエビ、ぼたんエビ…何種類あったでしょう! そして当然どれも新鮮なこと。まったりとした肝がつまったホタルイカの天ぷら、万十貝や水タコのぬた、生姜酢でいただく鰯の塩ゆでなど、お寿司の前のお料理から、おいしくて、全員うんうん唸りっぱなしでした。
 お寿司も、さより、甘エビ、生のほたるいかなどなど。お酒も北陸のものがおいてありましたよ。そしてお会計も、感動するほど良心的。
 近くは5分も歩けば、海が見えます。おなかいっぱいの満足感とともに、散歩がてらお台場公園へ。ひなびた漁の町の雰囲気もなかなかです。
 これからは、「どこかいいお寿司屋さんない?」と聞かれたら、「金沢の、宝生寿司!」と答えます。石川に来るたびに、ぜひまた行きたいなあ!

宝生寿司
金沢市大野町4-58 電話076-267-0323

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