泰山堂だより

うつわを訪ねて 下北沢 つきまさ

2009/12/04 [ 特集 ]

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いつも賑やかな下北沢で、ちょっと一休みしたくなった時。日本茶の「つきまさ」さんに自然と足が向かいます。駅前通りをぬけて一本曲がった静かな小道にたたずむこちらのお店は、今年で31年目を迎えるそう。取り扱っていらっしゃるのは、上質な煎茶や爽やかな茎茶、やさしい味わいの玄米茶にほうじ茶。何種類ものオリジナルのお茶は、ご自宅づかいやおみやげ用はもちろん、こちらでいただくこともでき、ご近所のお年寄りや、お買い物途中のわかい人たちが、おいしい日本茶とともになごやかな時間を過ごしています。

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店内には、いくつもの茶器が取り揃えられています。30年来使い続けられているもの、店主のりえさんが一つ二つと集めたアンティーク、冷たいお茶のためのガラスの器。数多くのコレクションの中には、泰山堂の器もいくつか加えていただいています。
お煎茶は、目で楽しむ色味もおいしさのうち。九谷焼のなめらかな白地を生かした汲み出しを、お煎茶の器にと選んでくださったのでした。
「楽しむお茶によって、最も適した茶器も少しずつ違いがあるんですよ。たとえば煎茶は、色も楽しめて、縁が薄いものが口当たりがいいですし、ほうじ茶なら冷めにくい筒形のお湯呑み。玄米茶はたっぷりめの器が合いますね。」日本茶インストラクターでもあるりえさんは、つきまさで子どもたちの日本茶教室や、市民講座などでのご指導にもあたっていらっしゃいます。

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何気なく淹れているお茶も、ちょっとしたコツでずっとおいしく味わうことができます。りえさんに、お茶の淹れ方の基本を教えていただきました。

手 順

つきまさ煎茶の淹れ方-1

(1)
まず急須を温めて、茶葉を入れます。分量は、一、二人分で大さじ1杯。三、四人分なら大さじ1杯半が目安です。

日本茶つきまさ煎茶の淹れ方-2

(2)
茶碗にお湯を注ぎ入れます。茶碗に一度注ぐことで、ぴったりのお湯の量が計れ、お湯がほどよく冷めて淹れるのに適した温度になり、茶碗も温めることができます。

日本茶つきまさ煎茶の淹れ方-3

(3)
茶碗のお湯を急須に注ぎ、10数えたら急須から茶碗に注ぎます。ここで大切なのは、最後の一滴まで注ぎ切ること。水滴が落ちなくなるまできちんと待って淹れることで、2煎目、3煎目もおいしく味わえます。

日本茶つきまさ煎茶の淹れ方-4

(4)
お茶を注ぎ切ったら、急須の口を上に向けて、手のひらにぽんと打ちつけます。注ぎ口に片寄った茶葉をばらしておくことも、2煎目以降を上手に淹れるポイント。2杯目からは、急須のお湯をすぐに茶碗に茶碗に注ぎましょう。

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お客様にお出しするうつわは、まずお茶の種類によって選ばれるそうです。それから、その方の雰囲気にも合わせていらっしゃるのだとか。
「若い女性の方だったら、かわいらしい感じのものがお好きそうかな?とか、ご年配の男性には、渋めの茶器でお出ししたり。よくいらしてくださる方には、いつも同じにならないよう変化をつけてセレクトします」

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つきまささんの喫茶では、いつもご用意されている7、8種類のお茶受けから、好きなものを選べるのもうれしいところ。お茶とともに、お湯がたっぷり入ったポットがサーブされ、ゆっくりとお茶を楽しむことができます。時間や温度を見計らいながら淹れたお茶は、あらためてそのおいしさに気づかされるはず。たまにはこんなお店で、じっくりお茶に向き合う時間を過ごされてみてはいかがでしょう。

つきまさ下北沢店
〒155-0032 東京都世田谷区代沢 5-28-16
tel&fax:03-3410-5943
http://www.tukimasa-simokita.com/

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使用した器

遊唐子汲み出し

PRICE:
1,218円(税58円)

直径9×高さ5cm

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